当初のプランから希望していたものの、最終的に予算の関係で諦めたものがTVボードだった。
いわゆる既製のものでなく、せっかくだから部屋と一体になった飾り棚のようなものが欲しくて、設計までしていただいたのだが、後から制作してもらっても費用的にも手間的にもあまり変わりがないということで、竣工後の導入とした。
最終的な私のプライオリティは以下のようにした。
1.入った瞬間のウッドのバランスは、ウッド比率1:2(左右のバランス)
2.ダイニング周辺と同じ素材(ナラ材)を使用すること
3.壁についている飾り棚のような一体感
4.リビングでソファ&地べたで一番見やすい、そしてダイニングからも見やすい高さ(33cm)
↓山本建築設計事務所の山本さん経由で、複数の提案をへて、完成したのがこちら↓
(Before) 雑然とした、、、感じ
(After)すっきり綺麗に。ベースも最小限にしたので、壁についているかのよう。
制作するうえで、一つ課題としてあったのが、DVDプレーヤーや光TVのリモコンを使用する機器の配置場所と通信可能な設計だったが、たまたま最初のコンペで紹介してもらった会社の作品を拝見した際に、見た縦のルーバーがヒントになり、それを採用することにした。
↓渋谷区にある、あまりにも非現実的な作品(でも通信可能なルーバーは参考にしました)↓
http://www.toto.co.jp/designsolution/house/vol21/index.htm
そして、そのリモコンの通信が可能な場所は、端に寄せワンポイントのような見せ方に。
ちなみに扉は、素材サンプルを何度もチェックし、ナラの無垢材を採用。その甲斐があり、全面は美しい一つながりの木目で構成され、期待以上の仕上がりとなりました。(設計:山本建築設計事務所、製作:美利)
本物の無垢の木だけに経年の変化も楽しみの一つとなります。
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