2010年6月30日水曜日

08.コンパクトでも快適な住まい~床材について~

壁が作られて、一部フローリングも設置され、だいぶ人が住める感じになってきました。
今週末には建築家と一緒にフローリングのオイルペイントの予定です。

今回は床材について
最近の主流は全面フローリングで好みによって、一部屋または一区画を畳にするというパターンではないでしょうか。

[床に近い暮らしがしたい]
私の場合は、とにかく「床に近い暮らしがしたい」と思いがあり、全面カーペットにすることにした。
じつは過去に住んでいたマンションが入り口から全面カーペット貼りで、その生活がベンチマークになっていたりする。
↓以前住んでいた全面カーペットの部屋↓



10年ほど前に、日本の生活様式(畳)から影響をうけ、欧米でイスやテーブルの低いものが沢山リリースされ「床に近い暮らし」がブームになったのですが、現在の日本においては畳の部屋も少なく、どちらかというと床に横になれる環境が少ないのではないかと思います。

ハイハイする0歳の娘にとってもフローリングよりカーペットのほうが膝にやさしい?!かもです。

[フローリングの木材選定について]
とはいえ、フローリングのエリアも用意しました。
基本は色味があまり濃くなく、力強い木目が美しい、ナラ材(オーク材)を採用しました。
建築家に木のサンプルをいくつか持ってきてもらい、仕上げのオイルの塗り方なども含め慎重に選択しました。
ただし、脱衣所だけは、素足の感触を楽しむために、より柔らかい桐材(タンスなどに使用されるもの)を採用しました。

以下、各箇所のポイントをまとめてみました。

・トイレ:足元を無垢の板貼りにすることで、見た目にも香りにもくつろぎの空間を演出(ナラ材)
・キッチン:水回りはカーペットだと汚れが目立つので、無垢材を採用(ナラ材)
・脱衣所:お風呂あがりの素足の感触と、無垢材による海辺のシャワールームのような演出(桐)
・玄関:あえて水にも強いナラ材を選択。日々使い込まれて出る風合いも楽しみ(ナラ材)

[夢のフレンチへリンボーン張り]
フローリングの張り方にも実は色々とある。↓このページが分かりやすいです↓
http://www.mokuzai.com/in_di-114-19

かなりマニアックなのだが、欧米のインテリア書籍などで一目惚れしたフレンチへリンボーン張りを採用した。通常のフローリングは、ほとんど加工なしで張ることができるのだが、フレンチへリンボーンについては、ひとつひとつノコギリで端をカットして
あわせて張っていく必要がある、まさに職人泣かせな張り方なのである。
当然コストも若干お高いため、玄関と脱衣所のみの採用とし、トイレ、キッチンは通常より幅広の無垢材でりゃんこ貼りとした。

↓上(左)から順番にから「りゃんこ張り」「ヘリンボーン張り」「フレンチヘリンボーン張り」「フレンチヘリンボーン張り施工中(玄関)」↓



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