2012年6月25日月曜日

28.壁の補修について

料理教室のお客様向けに、パブリックなエリアは玄関から通路、LDKの壁はすべて職人による珪藻土の左官で仕上げてもらいました。
※よってプライベートエリアである書斎とベッドルームは壁紙仕様です。
壁に対して、天井はペンキ塗装にしました。
理由は予算的にも安くなるのですが、見た目的にも珪藻土とペンキの塗り分け事例を実物で拝見して、納得できる出来だったためです。
壁の仕上げについての詳細は、17.壁の仕上げ、珪藻土についてでご覧ください。
塗り分けならではのコントラストも面白い。
壁が左官、天井がペンキ、床がカーペットとフローリング、扉はシナのホワイト拭き取り塗装(写真:清水謙)

壁の天敵!日本の気候と子供の悪戯
予想はしていましたが、日本の気候(1年を通じての春夏秋冬、湿気など)
娘の容赦なき鉄槌によって数多くのクラック(ひび割れ)ができてしまいました。

これは珪藻土の壁だけでなく、天井のペンキに関しても、湿気と乾燥による伸縮を繰り返し、
ベースにある板と板の繋ぎ目を拾う形でクラック(亀裂)が入ってしまいます。

当初はこれも味わいだと思っていたのですが、だんだん貧乏臭いと思うようになり、
施行会社のアークオフィスさんにお願いしてクラックを修復することにしました。

「とはいえ、クラックの溝にパテ埋めてペンキで塗るだけでしょ?」と思っていたのですが。。。
これがやってみると、かなりの重労働!!

以下が手順です。(我が家の場合、珪藻土とペンキ共通です)

①塗る壁以外のすべてのモノにシートを被せる。
東急ハンズなんかで売っているペイント用のテープ付きビニールシート(パイオランマスカー)が便利です。
こちらでも<楽天>購入可能です。
②カッパを着て、ゴーグルをかける。
「ゴーグル?」私も最初はそう思いました。ペンキを塗ると分かるのですが、ひと塗りするたびに100粒ぐらいの霧状のペンキが飛んできて顔も目の中もとんでもないことになります。
(写真はイメージです。これプラス、カッパを着ると完璧)

③コークボンドでクラックの溝を埋める、これは指で埋めると良い感じの味になるのでオススメです。使いやすいようにチューブ型の入れ物に移し替えておきましょう。
(中身はコークボンドを入れて使用してます)

(チューブでざっくり付けた後、指で形を整えていきます)

珪藻土の場合は、この作業でおしまいです。もともと、左官でおこなっているので、指で埋めた箇
所も良い味に見えます。


④ペンキは液ダレを防ぐため、専用の道具でしっかりと絞る。

⑤あとは、ひたすら塗るべし。一回目塗った後、30分ぐらいすると、塗りムラが見えてくるのでさらにもう一回塗る。
(色んな確度で見ると、塗りムラが見えるので、ひたすら重ね塗り)

より詳しい方法はこちら(DIY STYLE:簡単リフォーム術)が参考になります。

素人でも出来るけど、意外と大変なペンキ塗り。
でも大変なぶん、自分で塗ると壁に愛着が持てます。
ぜひお試しくだい。

→29.ベッドサイドテーブル三度目の正直 へ
←27.myhome+掲載された写真 へ戻る



0 件のコメント: